ビジネスをデザインでひらく 公益財団法人大阪産業局・デザイン活用支援 oidc(Osaka Innovative Design Connect)

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 デザイン活用支援 oidc(旧大阪府産業デザインセンター) noteではじめる!中小企業の情報発信(初級編)

BMB第59回勉強会「noteではじめる!中小企業の情報発信(初級編)」開催レポート

1. はじめに
大阪産業局 MOBIOが主催した今回のオンラインセミナーには、ものづくり企業の経営層・マーケティングや広報担当者を中心に40名が申し込み、当日は36名が参加しました。
講師は『∞プチプチ』など数々のヒット玩具を生み出した、おもちゃクリエイター/株式会社ウサギ代表取締役の高橋晋平さんです。

株式会社ウサギ代表取締役の高橋晋平さん

2. セミナーのねらい
   中小企業が note を使って情報発信する意義を理解する
   “今日から始める”ための最低限の設定と書き方を習得する
   記事をビジネス成果につなげるコツを知る
 
3. 講師が語った“note活用”のキーポイント
 
①なぜ今、noteなのか?
「役に立つ良い記事を書けば、読者にも検索にも裏切られず“見つけてもらえる”」—高橋さんは、検索エンジンとSNSの両面で長期的に効果が続く“資産型メディア”としてnoteを位置付けました。

なぜ今、noteなのか?

②実体験にもとづく効果
キーワード「キダルト」でGoogle検索1位を獲得し、取材依頼や新規取引が発生した事例を紹介。タイトルへの「適切なキーワードの埋め込みは必須!」と強調しました。
 
③無料プラン vs notePro
まず無料で始め、執筆習慣と反応を測定。ブランド露出や独自ドメインが必要になった段階で月額8万円のnoteProへ移行する流れを推奨。無料でも十分な機能です。
 
④代表的な活用シーン
中小企業の活用としては1つの目的に特化するのも良しとし、採用広報/商品ストーリー発信/オープン社内報/ファンコミュニティづくり—4つの切り口を提示。
 
⑤記事作成の“5ステップ” 
❶タイトル ❷リード文 ❸構成 ❹バナー画像 ❺ハッシュタグ
タイトルは「Google広告キーワードプランナー」で検索語を確認し、読者が調べているキーワードを盛り込むことが肝と説明しました。
 
⑥継続と改善のコツ
noteは更新が空いても過去記事が読まれ続けるが、“完全放置”は避け、伸びていなければタイトルや画像を差し替えてテストする姿勢が重要。
 
⑦Voicyとの相乗効果
文字(note)+音声(Voicy)の組み合わせで信頼感が高まるとして、「noteProに課金するよりVoicyPro+note連携のほうが効果的」という持論を共有しました。
 
4. 参加者アンケートの声
   満足度 96.2 %(26名回答)
 
・「馴染みの無かったnoteがどういうものか分かり、書き方やコツを知ることができた」
・「最新のSNS発信・GEO対策まで具体的で早速社内でnote採用を検討したい」
・「タイトルとキーワード選定の重要性が腑に落ちた」
・「文字と音声を行き来する発想が新鮮だった」
 
5. まとめ ~明日から始める3ステップ~
   アカウントを無料プランで開設し、プロフィールを完成させる
   Googleキーワードプランナーで検索語を調べ、タイトルを設計した記事を1本公開
   PV・スキ数・問い合わせ件数を月次でチェックし、タイトルや画像をテスト改善する
 
“読者の役に立つ一次情報を書く”――高橋氏が繰り返し強調したこの原則が、検索と口コミの両輪であなたのビジネスを後押しします!


note:https://note.com/simpeiidea
Voicy:https://voicy.jp/channel/1883
株式会社ウサギHP:https://usagi-inc.com/