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2026デザイン・オープン・カレッジ AI×デザインセミナー【開催報告】

9月29日(火)、デザイン・オープン・カレッジ AI×デザインセミナー「制作現場の常識が変わる 中小企業のための生成AI活用ガイド」を開催いたしました。(講師:AIリスキル株式会社 代表取締役 山原慎也 氏)
 

AIリスキル株式会社 山原慎也氏

 
昨今、事務作業の効率化やプロモーション活用などで生成AIの導入が進む一方、中小企業の現場では「ツールが多すぎて選び方が分からない」「自己流でチラシなどの販促ツールを作ってみたが、思うような結果が出ない」といった悩みが多く寄せられています。
本セミナーは、そうした課題を解決し、明日から現場で使える「AI活用のロードマップ」を持ち帰っていただくことをゴールにしました。
当日は、AIの活用について関心を寄せる59名の熱心な経営者や制作担当者の皆様にご参加いただきました。
 

AIリスキル株式会社 山原慎也氏

 
第1部:はじめに
冒頭 山原氏は、日々進化するAIについて、難しい言葉や仕組みを覚えることよりも、「まずは自分自身で触って使ってみること」が大切と話されました。特に、会社のリーダーや経営陣が自ら試して「何ができるのか」を体感することが成功の必須条件です。個人でのちょっとした試行錯誤からスタートし、少しずつ日々の業務へ取り入れ、最終的には組織全体での導入へと広げていく「AI活用の3ステップ」が分かりやすく提示されました。
 

AIリスキル株式会社 山原慎也氏

 

AIリスキル株式会社講演資料


第2部:選び方と任せ方
特に業務へのAIの組み込みには、次々と登場する新しいツールを闇雲に追いかけるのではなく、「自社のどの仕事で使うか」という目的意識を明確にすることが重要であると説明されました。実演デモでは、メールの確認から日程の調整、スケジュール表への記録、連絡までの一連の流れを、MCP(AIと外部のツール間を連携させる機能)などを活用して自動で進める手法が披露されました。毎日の細かい事務作業をAIに任せることで、人がより価値のある仕事に集中できる具体的な工夫が紹介されました。
 

AIリスキル株式会社講演資料

 

AIリスキル株式会社講演資料


第3部:自社らしさをデザイン
次に、チラシやプレゼン資料などを制作する際、毎回一から指示を出し直す手間を省き、ブランドの見た目や雰囲気を統一する手法が紹介されました。具体的には、会社のデザイン基準(トーン&マナー)やロゴマークなどをあらかじめまとめた運用ルール(design.mdやbrand.md)としてAIに読み込ませておく方法です。これにより、AIが自社らしさを正確に理解し、誰が作っても一貫性のある高品質なデザインを効率よく作成・展開できる手順が示されました。
 

AIリスキル株式会社講演資料

 

AIリスキル株式会社 山原慎也氏


第4部:業務に組み込む
さらにAIを業務に実装する方法として、単に個人の作業スピードを上げるだけでなく、仕事の流れそのものをAI前提で組み立て直す考え方(AX:AIトランスフォーメーション)が紹介されました。手順が決まっている定型業務を整理し、一連のプロセスを再利用できる仕組み(エージェントスキル)としてAIに任せる自動化の実演が行われました。面倒な作業はAIに任せ、人間は最終的な確認や高度な意思決定に専念するという、これからの業務の進め方が伝えられました。
 

AIリスキル株式会社講演資料

 

AIリスキル株式会社 山原慎也氏


第5部:組織で導入する
会社全体にAIを広げる際には、単にツールを配布するだけでは失敗への不安や使い方が分からないといった壁にぶつかります。そこで、AIの推進役を一人に抱え込ませず、各部署に「相談役(社内AIチャンピオン)」を配置して助け合う体制づくりが提案されました。また、社員が気軽に使った成果や失敗談を共有できる場を作り、組織全体で挑戦を応援する「試しやすい会社の空気(AI文化)」を育てることが成功の鍵と強調されました。

 

AIリスキル株式会社講演資料


第6部:安全に使う土台
社内データがAIの開発企業に利用される懸念に対しては、安心・安全にAIを活用するための社内ルールの作り方が解説されました。ガイドラインは単に行動を厳しく制限するものではなく、「社員が安心してAIを使える環境(心理的安全性)を整えるためのもの」という視点が示されました。入力してはいけない情報や許可するツール、申請フローを定めるとともに、AIの誤情報(ハルシネーション)や著作権リスクを防ぐため、最終的に人が確認する体制の重要性が挙げられました。
 

AIリスキル株式会社講演資料


第7部:まとめ
セミナーの締めくくりとして、これまでの内容を「始め方」「任せ方」「渡し方」「組み込み方」「広げ方」「守り方」という6つの分かりやすい言葉で再整理しました。AIの導入や活用を成功させるための最大のポイントは、経営陣やリーダー自身が避けて通らず、進んでAIを触り使いこなす姿勢を見せることです。自社の今の立ち位置を確認しながら、会社全体で自社らしいAIを育てていく重要性が伝えられました。

AIリスキル株式会社講演資料

 

AIリスキル株式会社 山原慎也氏